イメージアルバムづくり、一旦終了

studio去年からずっとやってる京都をテーマにしたアルバムですが、ようやく、考えてた曲が出そろったかなというところまできました。まだ通してちゃんと聴いてないのでボツるのも出てくるかもだけど、まあ長かったです^^ 前にも書いたけど、やっぱり住んでる土地に何かしら関係のある曲を書くというのは非常に難しいなあと。

作り方としてはガムランものと同じで「気配へのBGM」。アンビエントというとまあそういう感じだとは思うけど、この作り方は非常にリスキーです。前にも書いたけど、この作り方はその土地に行って、しかも何かリアルなインプレッションを受けることが必要だから。つまり根幹が土地なんですよね。そこに何かしらの(表現する土台になり得る)インプレッションがないと作れない。

京都はそういう意味でいいも悪いもインプレッションを受けているので、まあ何かしら出てくるんだけども、やっぱり住んでるところというのはなかなか相対的に見るのが難しい。なので、なるだけ府外とか外国人の視点で、なおかつあざとくならないように、というのを目指しました(といいつつあざといところはかなりあるとは思うけど)。

これから曲を最終的に詰めていって、曲順決めてミックスしてマスタリングして、アートワーク作ってプレスして、、、なんて工程がひたすら続くので何かと心折れますが、がんばります。

ちなみに最後の方でできた曲をご紹介。

●Eyes of the Mask
これは「能」のイメージですね。でも実際の舞台の感じってすごくドス暗くて好きじゃなくて、もっと舞う感じというんですかね。そこが切り取れないかなと。そこに一瞬一瞬のきちっとした美がある、みたいな。これは少し弦に手を入れる予定。

●Until she comes
何度か比叡山に行ったんですが、あの山の寺(延暦寺)の朝のイメージ。誰もいなくて、寒くて鳥の声くらいしか聞こえなくて、でもそんなさわやかな感じでもなくて、孤独というか。でも「祈り」とかというのでもなくて、単に「しん」とした心境、という感じでしょうか。上手く言えないな。