次のアルバムへの習作(5)

Logic pro 9_4612395663_mLogic Proが9からXにメジャーアップデートしましたね。基本的な操作性や音質は変わっていないようなので、僕にとってはまだ必要ないかな。それより制作方法が変わったり、不具合が起こったりの方が恐ろしい。

不具合といえば僕の環境では最近重い音源を使うせいか、やたらとCPUがオーバーロードしてデジタルノイズが出ていて、音源をマルチティンバーにしたりいろいろやってたんですけど結果は同じ。いろいろ解決法を探していると簡単な解決法を発見。

要はCPUの負荷を分散させるという技。再生中にCPUメータがレッドゾーンに入る場合、選択しているトラックをオーディオトラックにすると、他のコアに負荷が分散されるというだけの話です。同じ症状で悩んでる人は試してみるとよいかも。詳しくは以下のtipsを参照ください。

Logic Pro/Express:マルチコアのパフォーマンスを最大限に引き出すヒント

ちなみに、Logicというのは音楽制作ソフトでして、僕はVer7から使っています。以前のエントリーで制作がPCに移って楽になったと書きましたが、こういう音楽と関係のない技術面での悩みがつきまとうのがしんどい部分です。こういうので悩んでる時間って本当に不毛だし、制作が前に進まなくてイライラする。精神的に非常に良くないですね。まあ便利さとのトレードオフというところでしょうか。

てなことで若干専門的になってしまいましたが、今書いている曲の紹介を再び行ってみましょう。一気に行きます。


●Red clouds above

土曜の朝早くに自分の部屋から南の空を見ていて、そこに浮かんでいる雲を見ながら作ったもの。高さ・低さとか、色の薄さ・濃さみたいな対比というか。雲というのは僕にとって現実感の象徴でもありますね。


●Reprise

ずばり反復、というイメージなんですが、ずっと前に商業的に書いた曲が元になってます。流れじゃなくて、ある旋律の固まりだけがごろん、とある感じ。毎日って繰り返しだけど決して美しく調和するものではないよなあとかいう思いから作りました。意図的にビートを変えているのもそのせいです。


●What she meant to say

もともとあった「生活の環境音をループにして、そこに音響を乗せるとどうなるだろう?」というアイデアから生まれたもの。ドアを開けたり、カーテンを閉めたり、水を流したり、っていう数種類の環境音を使っています。なんとなく朝早い、薄暗いイメージ。

そんなことで、あと過去作ったものからコンセプトに合うものをいくつかプラスして、アルバム化しようと思ってます。通したときにやっぱり合わないとか、違うなと思ったものは外してまた何度かやり直しますが、今回としてはなるだけ聞きやすい音にしようと思っています。

良かったら聴いてくださいね~。