20代のころの音楽活動

SONY DSCバンド活動もやりながら作曲活動をやり始めたのがちょうど20歳頃です。

アルバイトで貯めたお金で、機材一式を買いに行ったんです。でも今みたいにコンピュータを買う訳じゃなく、単純にテープレコーダとその周辺機器を買いに行っただけ。まだまだアナログな時代です。

特にメインとなるレコーダがこの頃はまだカセットテープなんです。もちろん音質の良いオープンリールレコーダというのもありましたが、どちらかというと業務用で、恐ろしく高かった。MDのレコーダの登場はそこから数年先のことだし、そういう意味でカセットは長かったですよ。録音媒体としては10歳くらいから使っているわけだから、20年くらいは使ったメディアになるのかな。

マイクもプリアンプもミキサーも今みたいに音のいいのはなくて、どちらかというとアマチュア用とプロ用がはっきりしていたのだと思います。アマチュア用のは安いけどやっぱりどこまでもプア。でもプロ用になるとすべてが高くなるんですね。ケーブルの規格も違うし、アンプ、ミキサーなんかも設計自体が違うから値段が全然釣り合わない。

今、そういう差が本当になくなってきてるでしょう。物理的な部分が平準化してしまった。この数年、「え、こんないい音が鳴るんだ」っていうその連続でしたから。

だから音質面とか技術面でのストレスは本当になくなりました。若いミュージシャンは違うだろうけど、僕らくらいの世代の人は本当に思うんじゃないかな。「一体あの苦労は何だったんだ」と。

てなことで買ったのは以下。
・マルチトラックレコーダー(ヤマハCMX)
・8chミキサー
・マイク(シュアのダイナミック)
・エフェクター(ヤマハのリバーブ)
・モニタースピーカー

それと楽器とした買ったのがKORGのM1というキーボードと、RolandのTR-626というドラムマシン、それからフェンダーのストラトキャスター。ちなみにM1というのはこういうキーボードです。

ワークステーションという「何でも入り」デジタルキーボードの走りで、シーケンサーが付いていて、ちゃんと打ち込みを覚えたのもこの機種。もうボタンが効かなくなるくらい使い倒しました。

それまでアナログシンセでしたから、ベース、ピアノ、ストリングス、効果音・・・もういろいろな音が出せて本当に嬉しかった。音がいいとか悪いじゃなくて「いろんな音が実用的に出る」その感激につきます。そう思うとシンセサイザーの進化が一番早かったということかな。今では逆にアナログシンセに逆行していってますけど。

これにさっきのドラムマシンを同期させてドラム、ベース、キーボードをレコーダに録音し、残ったチャンネルにギターとボーカルを入れる、というのが当時のスタイル。何しろレコーダは4chですから、入れられる音に物理的限界があるのがしんどかった。コーラス入れようにもチャンネルないからそこだけギター抜いたりしてね。

それで相変わらずバンドをやりつつ、自分でオリジナル曲をつくり全部自分で録音してアルバムを作っていきました。その1作目はあまりよく覚えていませんが、当時David SylvianやKate Bush、Cocteau Twinsとかそういうのばっかり聴いてましたから、もわ~んと薄暗いブリティッシュな音楽だったと思います(恐くて聴き直せないw)。

それから京大の「吉田音楽製作所」というサークルに入り、スタイルをいろいろ模索しつつ、音楽を作っていった、という感じですね。大学を卒業してからはコピーバンドもやらなくなって、バンドは自分のオリジナル曲を演奏するバンドだけという感じになりました。卒業後はロックばっかり聴くようになったこともあって、最終的には割とロックよりの音楽になっていきました。

そんな感じでやりつつも、なんとなくやってきた音楽に閉塞感を感じつつ20代が終わるのでした。

その頃やっていた曲で印象に残っているのはこの曲。7/8拍子というところですでにロックに対峙しようとしてないですね。。。

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