
アルバム関連、一応全体の話を書いておきます。
昔から「英詞女性ボーカルもの」をやりたかったんですが、実際にやるとなるとすごく大変だし、まずできないので諦めてました。
しかし今年のはじめくらいかな、今回使っているSynthesizer V(しかしネーミングがダサいな)というヴォーカルソフトウェア音源のデモを聴いて、これはいけるかもと思ったのが企画の発端です。
それまでもその手のソフト(ボーカロイド)はあったんですけど、どうもマシンぽくて好きになれなくて、それで敬遠してたんですが、アルバムを聴いていただいたらわかると思いますが、すごく自然ですよね。
開発したのは「Dreamtonics」という日本のスタートアップ企業で、いわゆるAIですが、メロディーを作るんじゃなくて「歌い方」を学習させるというまあまあニッチな製品です。AIなので勝手に作ってくれると思われがちなんですけど、メロディや歌詞はちゃんと作らないといけないのでクリエイター向けの製品ではあります。
確かユーミンの新しいアルバムもこのソフトが使われているはずで、まあ彼女の場合、歌手なのになんで使わなくちゃいけないんだという奥深い悩みも見えてくるわけですがw、そういう意味で技術自体の完成度は非常に高いんでしょうね。
日本の企業とありますが、日本人の発想ぽくないなと思ってたらやはり開発は中国のようで、非常にお若い方です。サンレコのインタビューを読むとやはりボーカロイドの市場をすごくフラットに見ている。そういうのは日本人は(市場に毒されているのか)実は苦手なのかなと思ったり。
なのでこういうAIの使い方というのは非常にクリエイティブだと思うのです。よく生成AIがクリエイティブ系の話題になりますが、本質はそうじゃないですよね。こういうふうにクリエイターに寄り添ってくれて、ソリューションを提供してくれる、そういうのが本質でしょう。
今回、マスタリングにもAIを使っているけど、他の手を借りなくちゃ実現できなかったことが自分できるというのはとてもありがたい。そこの完成度が高められれば、クリエイターは純粋に作る部分や演奏に集中できる。それは時間の使い方としてとても正しいと思うわけです。今回、アルバム制作が半年でできたというのはそういうことが大きかったと思います。
ということで僕はメロディやアレンジを練ったり、久々に楽器も演奏したりとか、そういう作業を久々にじっくりやった作品になりました。なので、全体コンセプトのようなものは実はあんまりなくてですね、現時点で作れる曲を書いただけ、という感じです。
なお、歌詞については自分で書いたり、最近ではパブリックドメインの歌詞なんてのもあり、そこから使ったりいろいろですが、総じてあまり歌詞に重きは置いてません。
曲ごとの解説はまた次回に。
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