アルバム解説(全体)

SoundCloudなんかではぱらぱらと出してましたが、アルバムとしては9年ぶりになるんですかね、すごく空いたなあ。

前作を作ってからパタリと曲を作るテーマというんですか、そういうのがなくなってしまって、どうしようと思い悩む日々でした。作るときに曲先とか詞先とか言う言葉がありますが、僕はどっちでもなくて「絵」先なんです。だから何か自分で思い描けるビジュアルがないとなかなか書けない。

それと数年前から割と創作活動自体に興味をなくしてしまっていて、ずっと映画見たりしてました。すっごい数見たんじゃないかなあ。ちょっと鬱気味な日々でした。

それでも習慣的にギター取ってみてちょっとモチーフを書いてみたり、それでアイデアを少し掴みかけたりして、まとめるにあたり作りかけのフォルダを集めると50個以上あったw 今回はその中から選んだやつです。

「絵」がないという話をしましたが、膨大に見た映画やドラマの中に「ウェイワードパインズ」というとある街を舞台にしたマイナーなドラマがありまして、「町」というのもひとつのテーマかなと思って全体を構想しました。もともとツイン・ピークスをモチーフにしたドラマのようなので、あえて絵で言うならああいう世界観というんですかね。自然でも都会でもなく町。ただ人が住んでいるところ。人の一生。

そういう風にテーマを解釈していくと割と広がっていって、これはこんな感じの景色だな、とか、こういう会話をしているところかな、とか。それで制作が進んでいきました。

いろいろできていったんですけど、今度は並べ方がわからない、サウンド的に一貫性というものはないのでどうしようかと。それであるときふと「季節(春夏秋冬)」でいけるんじゃないかとハタと思いつき、それでまとめていくとアルバムに流れができた。

サウンド的にはギターと環境音を割と使っているのが特徴といえば特徴ですけど、多分、今までで最も地味じゃないかな。ミニマルっぽい方向に行ったのはちょっと「らし」すぎますかねw

でもたぶん、今後もおそらくもっと地味に、実験的になっていく気がします。そのうち誰も聴いてくれなくなったりしてね。まあそれはそれで。

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