Happy New Year

あけましておめでとうございます。2017年って何だか信じられないですけど、2017年なんだよな。うーん。

久々にバリに来てます。2年ぶりかな。ウブドというところですが、ずいぶん変わってしまって、のどかさが消えてしまいました。もっと北や南に行けば違うんだろうけど。。。
SNSでも書いてますが、そういう元々あった魅力、というのとツーリストにとっての快適さ、をバランスさせて共存できる期間って本当に一瞬なんだな、と思いました。賛否あると思いますが、僕にとっては90年代後半から2000年代前半くらいじゃないでしょうか。まだWIFIも飛んでなかったけど、とても静かで、平和でした。僕のバリについての一連の曲もこのあたりの思い出から来ていると思います。

昨年はアルバムがリリースできたのは良かった。長年、作らないと、と思っていたのでそういう意味ですごくすっきりしたんですが、けっこうミックスとマスタリングが難産で、あれだけ最後悩み抜いたのは初めてかも。本当、そういうとこだけ誰かに頼みたい。自主制作の悲哀ですw

それが夏頃でしたけど、秋頃からあまり調子が上がらなくなり、曲を作るモチベーションも消えて悶々としてました。これはひとつベーシックに立ち返らねばと和声の勉強したりしてたんですけど、これがまたつまらない^^ でもなぜそっちにコードが動くのかとかそういうことはけっこう腑に落ちましたが。
それと長らく弾いてなかったギターを弾いて、こっちもスケールを改めて勉強したりしてたんですけど、これもまたつまらない^^ ドミナント7thではオルタードスケールが使える、とか知ってもだから何なんだよっていう。ジャズの理論は非常に高度だと思いますが、それが音楽としていいかどうかは別問題ですよね。ジャズが好きなら良かったんですけど、残念ながら未だそっちは馴染めず。

かといって今までと同じことをしても同じものしかできない、ということは分かっているのでそこが難しいところです。David Sylvianがかつての麗しいボーカルミュージックを捨てて今、詩の朗読とかしてるのはなんか分かる気がしますな。

てなことで自分の創作、というところで今年はどんなものをやろうか、というのは全然見えずで。ただ商業音楽(効果音だとかBGMだとか)は引き合いがあるので、ありがたい限りではあります。

では悶々としつつですが、各位におかれましては今年も何卒よろしくお願いシマス。

※トップの写真は僕が好きなウブドのレストラン「ミロズ」にて。ここはかつてのウブドの匂いがきちんとする。だいぶん寂れましたが・・・

カワモト