ようやく曲とアートワークが完成

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Photo by Jesi Langdale

次作、いよいよ大詰め。曲順もアートワークもようやく決まって、今、最終調整をやっています。

リリースはいろいろ工程を鑑みると3月入ってからになりそう。前にも書いたけど、CD作ってそれをネットに置くってものすごくめんどくさいんですよ。印刷とかプレスとか、流通の調整とか、いろんな非音楽的なプロセスがいっぱい出てくるので。

だけどまあ世代もあるし、僕みたいな無名の人が「作った感」を出そうとすると未だにCD以外ないんです。デジタル配信だけならものすごく楽なんだけど、それこそまったくプレゼンスがなくなる。それで誰もがリリースできるようになったと言ったって、たかだかそれだけです。ひとり宅録インディーズの悲哀、といったところでしょうか。

Facebookにも書いたけど、音楽を作るって言うのは全然難しいことじゃないんですね。というとえらそうに聞こえるかもしれないけど、一番難しいのは「方向性を決定づける」ということ。どんなアイデアがあって、どんなリスナーが想定できて、そこにどんな感覚を届けたいのか、という。それがきちんと考えられてないと商品価値がない。要はプロデュースをどうしたか、ということです。
広告を多少知ってるからそういう理屈になるのかもだけど、やみくもに曲を書いて、どう?って言われてもどうしようもないよね。

オッサンでも例えばブルースバンドやったりしてて、「俺こんどCD出すねん」みたいな人もいると思うけど、それはそれで「普通のおっさんが実はバンドやってて、実は渋い音楽をやっている」という方向性があるわけですよね。やみくもにやっているようで実はそうじゃない。
方向性の設定は意識するしないに関わらず、実はみんなやってることなのです。問題はそれを突き詰めて考えてるかどうか、というだけの話。

じゃあお前はどうなんだ、と言われると「うーん」という感じではありますが^^

ちなみに悩みに悩んだ末、イメージに起用させていただいたカメラマンはアメリカのフロリダ在住のJesiさん。
起用させて欲しいっていうと「気に入ってくれて光栄だわ」みたいな返事が来て、とても嬉しかった。

Jesiさんのポートフォリオはこちら。ニコンのフィルムカメラで、とてもスタティックに日常を美しく切り取られています。こういう視点、好きだなあ。