酒飲み天国・ランカウイ

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今、マレーシアのランカウイというところで休暇中。中国とイスラムが適度に混ざったような、すごく不思議な町です。バリみたいに闇に引き込まれることがない感じがラク。ガムランも聞こえないし(そういう意味でバリって僕にとっては重いんです。これは説明してもあまり分かってもらえない・・・)。

ということで、日本から離れてようやくリラックスできたのでとりとめもなく雑記を。
例によって写真は滞在中に適当に撮ったもので、あまり本文と関係がありません。

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4thアルバムはお休み前にようやくマスタリングを終え、というかこれ以上やってもこれ以上のものはできない、というところまで来たのであとはプレスと流通。ブログをみると昨年の11月くらいに曲作りを終えてるので、それ以降半年くらいかかってます。なんでだろう? 今までであり得ない。

根性でやれば年明けには出せたはずだけど、とにかくミックス・マスタリングが上手くいかなくて。ミックスは割と得意なので楽勝だと思ってたけど甘かった。

ミックス(ダウン)という作業は各トラックの音量や音質のバランスを整えることですが、まずここで躓いた。昨日いいと思ったバランスが今日聴くとちょっと違う、みたいなことが続いて。なんでだろう? 昔と耳は変わってないはずなんだけど。

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しかしライフワークとして続けてきたこのアルバム作りもそろそろネタ切れ(浅い・・・)。何度も書いてますが僕の曲の作り方というのはBGMなんです。まず映像とか何らかビジュアルがあって、そこに曲を載せるというすごく静的な世界。劇伴でもないし、ライブもないし、もの凄く地味な世界です。誰かが言ってくれてたけど「気配に曲をつける」というか。

アンビエントほど抽象化せず、ニューエイジほどあっち側でもなく、BGMというには聴きづらく、とはいえ音楽的に優れているわけではない。というと一体何なんだろう?って。もともとジャンルとかカテゴリーを毛嫌いしてたのもあるけど、これを説明するのはなかなか難しいです。

加えてみんなが音楽そのものを聴かなくなっている現状を鑑みると、このまま音楽をやっていてもかなり厳しいなと。だって聴かれなくなるわけだからね。なので音楽が必然である状況を作らないと。

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例えば以前のブログにも書いたけど、音楽は必要ないけど音は必要じゃないですか。映画を見ても、テレビを見ても、芝居を見ても無音じゃ成り立たない。常に何らかの音が必要とされている。

これからますます音楽はその程度の認識になるだろうと。そもそも音楽だけ鑑賞するというスタイルそのものが特異というか、レコード&CDの存在に慣れてしまったが故というか。そういう意味で言うと映画っていうのはなかなか根気強いというか、廃れないメディアだよね。坂本龍一が近年、サントラばっかりやってるのもよく分かる。

じゃあ僕たちはどうするの?という。
今のところ音が必要とされるようなものを作ること、としか言いようがない。
映画なんてほど遠いし、なんらかの映像ってことになるんだろうけど、それはそれでまた別のスキルが要求されるしなあ。。。

このあたりに何かキーはある気がするんだけど、まださっぱり。
さてどうしますかね・・・

(閑話休題)
先日まで合間に珍しくアマゾンプライムでドラマを見てました。
「Mad Dogs」というやつですが、元々はイギリスのドラマでそのリメイクらしい。
おっさん4人が南国で事件に巻き込まれるというものでしたが、話としていいか悪いかは別として、南国で彷徨うというのは割と好きなシチュエーションなので見れたのかも。有名な「24」とか「ウォーキングデッド」とかも途中で挫折しちゃったしねえ。

↓※しかしすごいサムネw