次のアルバムへの習作(2)

曲を書く時、僕は大体A4のコピー用紙を用意して、そこに曲のイメージを殴り書きしていきます。ノートだと開かなくちゃいけないし、パソコンだともっと見にくいので、フリーハンドで書かれた文字を常に目に届くところに置いておくようにしています。
電話がかかってきたときの、そのメモ用紙にもなってたりするんですけど^^

譜面はほとんど書きません。誰かに渡すこともないし、自分が分かればいいので大体キーくらいしか書いてない。むしろ、もっとビジュアルなもの、と思うんだけど、例えばネットで検索して出てきた画像とかはなんか違うんですよね。自分が撮影したものが近いんだろうけど、そうじゃない場合も多い。絵のうまい人ならスケッチするんだろうね。

てなことで習作2は、まあ出会いと別れというか、どっちかというと別れですけど、決別とかってんじゃなくて、僕の知っているその人ではなくなっていく、みたいな。
小椋佳さんの詞にそういうのがあって。70年代ですかね、「白い一日」という。井上陽水氏が曲を書いたのかな、リアルタイムで知らないので分かんないですけど、あの詞のイメージがずっと頭にあったんです。

ある日 踏切の向こうに君がいて
通り過ぎる 汽車を待つ
遮断機が上がり ふり向いた君は
もう大人の顔を してるだろう

っていう歌詞なんです。 お互い遮断機が上がるのを待ってるのに、なんで君は振り向くんだ、と一瞬突っ込んだけど、君が先に行っちゃってるのを追いかけてるっていうことなのかな?(謎)
ま、という悲しくも当たり前な別れというか。僕には娘はいないけど、こういう体験というか思いをしたお父さんはいるんでしょうかね。

僕なりにその情景をイメージして、さわりを作ってみたのが以下です。さらに展開を加える予定。