えーっと、若干開いちゃいました。その間、ベトナム行ったり、地蔵盆があったりしたのですが、あまりまとめる気にならず・・・
ひとまず音楽の話。次で3作目となるアルバムの構想が固まってきました。
以前にも書いた通り、明るく、聴きやすく、とてもあっさり。そういう意味で反骨精神とか、逃避とか、ニッチに、とかそういうベクトルは微塵もありませんw
タイトルは「Kataku」としてますが、仏教用語です。漢字で書くと「火宅」。辞書によると
「仏語。煩悩(ぼんのう)や苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語。法華経の譬喩品(ひゆぼん)に説く。現世。娑婆(しゃば)。」
だそうです。何やら物騒ですが「この世」のこと。
確かにまあ日々しんどいこともたくさんあるけど、私たちはまだ朝の光や、まどろむ昼や、静かな夜や、季節の変わり目や、花々の美しさや、思い出の切なさとかに浸ることができる。何気ないけど、それってすごく貴重な気がしません? こんなことを思うのも歳のせいかもだけど。
なので前作と真逆の世界でしょう。前のは本当に退院直後の心理状態が良く出てると思います。ちょっと向こう側に行きかけてますよね。今回はこんな普通な作品になるとは思いもしなかった、というのが正直なところ。健康ってことかしらね。
でも新たに聴いてもらってる方に評価いただいたり、今回は前作よりも海外からいろいろ意見が来たりするので、まあやって損はないだろうと。
作り方としては前作と変わらないです。自宅でPCにちくちく打ち込んでいく感じで。
ただ、今回はピアノ(音源)を主体にしてることもあって、テンポを変えたり揺らしたり、強弱を微妙に調整したりとかいう、編集にやたらに時間がかかります。生で録れよ、って話ですね。しかしそこまで制作費ないです^^
今、アートワークをどうしようか悩んでます。個々ははっきりしたイメージがあるんだけど、全体としてみると少しぼんやりするというか。なんとなく明るくミニマルなのかなとは思ってますが。
曲はまだ少し書き足すんですけど、世界観としてはこんな感じ。まだデモ版ですが、良ければ聴いて下さい。リリースは年末頃を予定。