「Sou」オーディオデモ&曲解説(前半)

4thアルバムをお買い上げいただいた方、ありがとうございます。
ここでひとつ、それぞれがどんなコンセプトなのかを紹介します。好きなように聴いていただければいいんですが、僕なりの思いもありますので、参考までに。

ひとまず前半5曲(全て2分程度のショートバージョンです)。

1. Waiting for the Air
このアルバムを作るきっかけになった曲。もともとは京都の某伝統文化系のイベント用に書いた曲。その時は「待つ」というぼんやりした感覚をコンセプトにしてました。何かを待っているわけではないけど、待っている。そんな心象。自分とまわりの抽象的な距離感というか。

2. The Name of the Bamboo
竹林の中に吹く風、という感じです。さわやかだけどどこかざわざわするような、何か予感をはらんだ禍々しい感じというか。京都はどこにいてもそういう感覚に陥りやすいですが、明るいグリーンとの対比でそれが増幅される感じがします。

3. Sara
妙心寺というお寺の塔頭、東林院で有名な沙羅双樹をモチーフにしたもの。沙羅の花というのははらはらじゃなくて、ぽとっと落ちるんですよね。朝に咲いて夜に落ちるという。その無常観はとても宗教的です。しかも梅雨の時期というのがとても詩的だなと思います。

4. Still Life
西陣の職人、みたいなイメージで作ったものです。静かに頑固に昔からものを作り続けている人とその生活、というような。京都はStillnessに生きる、というのがとても似合う町です。干渉しない、というところを究極まで突き詰めるとそうなるのかな、と思ったり。

5. Around the Water
京都の3名水のひとつ「染井」がある御所のそばの梨木神社を題材にとったもの。京都と水というのは密接な関係があって、土地の成り立ちにも関係しているし、飲み水もそうだし、食材にも上手く生かされています。フランスでいう「Eau de vie(命の水)」という感じ。

 
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